RC46 スパークプラグ交換方法

 スパークプラグの交換方法を紹介します。
 交換はカウル付きバイクにしては簡単で、シートとオイルクーラ取付座のボルト2本を外すだけで可能です。

(1) (2)
 まず、簡単なリヤバンク側から… シートを外すと上の写真の通り、プラグキャップが覗く(@)ので、プラグホールに垂直方向に力を入れて抜きます。(2)

 下写真(3)が使用した工具です。左側は純正工具のプラグツールで、これは長さがちょうどVFRに合わせてあるため、バイク屋さんもお奨めしています。それに10番のラチェットメガネを組合せています。右側の工具は市販のラチェットの組合せです。これは特に使用しなくても良いでしょう。(4)の様に工具をプラグホールに差し込んで、プラグを抜きます。抜くときは慎重に作業しましょう。特に抜いた後にプラグホールにものを落としたりするとしゃれになりません。
(3) (4)
(5)  (5)写真がぶれていますが、これが抜いた直後の状態です。2.2万km走行後ですが、さすがにイリジウムはほとんど消耗していません。
(6) (7)
 次にフロントバンク側ですが、(6)はカウル前方(フロントフェンダー後ろ)から見たところです。ラチェットを差し込んでいる個所がオイルクーラ固定用ボルトです。この2本のボルトを外します。  オイルクーラをゆっくりと手前に引き下ろします。すると、リヤバンクと同じくプラグキャップが見えてきます。(7)
 l狭い所なので難しいですが、このプラグキャップを外します。
 (8)はプラグレンチを挿入して外しているところです。オイルクーラを傷つけないよう気を付けて行いましょう。

 新品プラグの装着は、まずプラグレンチに新品プラグを差し込みます。プラグはゴムによって抜けない様になっています。そのままプラグレンチをプラグホールへ差し込んでプラグをはめ込みます。この時、接地電極が他に当たらない様気を付けてください。
 締め付けは1.5kg・cm程度のトルクが最適でしょう。判らない方はプラグ座金がしっかり座った状態(手では回らない状態)から1/2〜3/4回転程度締め付けると良いです。何にしても強すぎず弱すぎず締めて下さい。
(8)
 さて、ここでイリジウムプラグ消耗状態の確認です。イリジウムプラグの良さは着火性向上に目がいきがちですが、実は耐消耗性もずば抜けてすばらしいのです。
 善さんが2.2万km走行して外したものと、AZTECのお客さんで3万km走行後のものをうちの会社の技術部で調べてもらいました。

レポートはこちら↓
         VFR800CBR1100XX

 中心電極の耐久性は他社製に比べて非常に強いので、イリジウムプラグはやっぱりデンソー製をお奨めします!