特設企画「いいぞ!小型FI」

 みなさんは「小型FI」という領域をご存じですか?近年、自動車部品業界ではホットな話題を提供していたカテゴリーで、うそだろう・・・と思われるような外資部品メーカーまでホンダへ売り込みに来るようなセンセーションを巻き起こしたのです。
 その第1弾は欧州向けのパンテオン125/150というスクーターですが、スクーターでは走りがあまり期待できないと思い、モーターサイクルである第2弾のタイホンダ製Wave125iが欲しいなぁと思っていたのです。
  ← A.P. Honda Co., Ltd.の紹介ページ(A.P.Honda : Asian Pacific Honda = ホンダのタイ現地法人です)

 ホント言うと、開発中の経緯を知っていたので、一部当社の部品を採用して頂いていて、それらの話から量産されたら買い物用セカンドバイクとして欲しいと思っていたのでした。


 海外機種が国内でプレスリリースされることは珍しいのですが、上のリンクにあるとおり、2003年3月27日に発表されました。タイで実際に販売が開始されたのが7月、最初に日本上陸して店頭に並んだのが10月、で見た瞬間に決めてしまいました。そして、実際に納車されたのは12月。いろんな経緯があってバイク屋さんがわざわざ埼玉から納車しに来て頂きました。
 ところがですね・・・私は、カブ(慣性クラッチ・ロータリ式ギヤチェンジ車)には乗ったことがないのでした。まぁ、人間が乗る乗り物なら何とか運転できるでしょう!


外観プレビュー
 この外観を見て下さい。スタイリッシュなボディ、ブルーメタリック塗装、最高速度120km/h、燃費45km/L、走行音はまさにカブ。まるで、新聞配達か郵便屋さんが来たかのごとくですが、振り返ってビックリという感じでしょう!
 走行時は注目度抜群です。バイパスではドライバーからの視線を突き刺すように感じます。信号待ちで止まっていると、おじいさんが「こりゃ、ホンダの新しいカブかい?」対向してきたリトルカブに乗った高校生風オネエチャンはあんまり見とれちゃってこけそうになっちゃうし、ガソリンスタンドではおやじなんしーが「なんしーしー?」って寄ってきます。

主要諸元
車名 Wave125i
エンジン・点火方式 空冷4サイクル単気筒・PGM−FI/CDI点火
排気量 124.8cc
ボア×ストローク 52.4mm×57.9mm
圧縮比 9.3:1
変速機 ロータリ式4速
全幅×全長×全高 715mm×1,870mm×1,050mm
ホイールベース 1,239mm
車両重量(セル付き) 98.5kg
タイヤ フロント:60/100-17 M/C 33P
リヤ:70/90-17 M/C 43P
ブレーキ フロント:ディスク
リヤ:ドラム
燃料タンク 3.8L
バッテリ仕様(セル付き) 12V-3.5AH
プラグ型式 U20EPR9(DENSO)
U22EPR9(DENSO)
アイドリング回転数 1,400±100rpm

 走りについては、昔「街の遊撃手」ってキャッチフレーズがありましたが、まさにその通り!
 きびきび走りますし、信号GPでも十分な加速で車をちぎります。
 すり抜けも得意で、VFRに比べたら圧倒的に楽。ギヤチェンジも慣れれば問題ありません。
 運転はらくちんです。

 VFRとは次元が違っても、その次元の中では最高です。

 燃費が、ハイオクを入れて45km/Lに届きそうなレベルでこれもうれしい!

 あって良かったと思えるマシンです。是非2台目にいかがですか?


ヘッドライトまわり

上から

前から

横から

下から
 ココの部分が特に気に入っています。マルチリフレクターのヘッドライト。ハンドル部の形状に合わせたウィンカーはもちろん、クリアレンズ。こんなスタイリッシュなバイクはカブとは言えないかも!

メータ

 メータはオープニングにもある通り、IGキーオンでスイープします。電気式スピードメータとLED照明、LCD表示のフューエルインジケータ&オドメータとこのクラスのメータにしては非常に高級です。
 これは便利だと思うのがシフトインジケータです。4速しかありませんが、どこにあるかわかるのはとても便利。大型車にも付けたいくらいです!

 夜間照明で数字の色は紫がかったピンクです。指針とLCDはアンバー。この辺はもう少し色バランスとデザインを工夫して欲しかったところです。写真に撮るとわかりやすいのが照明のムラです。しかし、この手のバイクにしては良い方と思います。実際には気にならないレベルです。


ハンドルスイッチ

 ハンドルSWは

←左側は上から
・HI/LOビーム切替
・ウィンカー
・ホーン

右側は→
・ライトSW
・スタートSW

 この辺の配置は全世界共通なんだね!


テール→サイドまわり
 テールライトはウィンカーとのコンビネーションタイプ
 RC46−1を彷彿とさせます。
 エンジンの近くに燦然と輝くPGM−FIの文字!
 この部分はカタログで強調されています!  Wave125−iのエンブレムは立体タイプ。お金かけてるねぇ!


足まわり

 カブでは当たり前ですが、私的にはなじみのない、チェーンカバーです。

 リヤタイヤとマフラー部
 リヤタイヤサイズ:70/90−17 M/C 43P

 フロントはなんとディスクブレーキ!

 フロントタイヤサイズ:60/100−17 M/C 33P

 リヤはドラムブレーキです。

 そしてホイールはワイヤスポークテンションタイプです。
 今後、ホワイトキャストホイールに変更予定。

   なんと、センスタが付いているんです!→
   涙ちょちょぎれものです!!


シート・ペダル

←シートは表皮にディンプル加工が施され、スリップしないし、長距離でも疲れにくい形状です。
 乗車定員2名

 左側ペダルはロータリ式のミッションです。

 右側ペダルはリヤブレーキ。
 セルスタートですが、キック併用です。フューエルインジェクションにもかかわらず、キックを使用した場合でも軽い蹴りで一発始動!この辺がホンダのすごいところですね!


ユーティリティボックスまわり

 シートを開けると、ヘルメットこそ入りませんが、意外と広いユーティリティボックスです。
 ここに車載工具とバッテリーも格納されています。

 そして、シートひんじの付近にある2カ所のフックがヘルメットホルダーです。

 ここに給油口もあります。ここにもさりげなくPGM-FIのマークが!ガソリンスタンドのおにいちゃんもビックリ!特に昔ホンダのシビックやCR-Xに乗っていた方には、「こんなちっちゃいバイクもFIかい?」と驚かれることでしょう!


夜間照明

 夜間照明はなかなか写真に撮るのが難しいのですが、なんとか撮ってみました。

 フロントはまぶしいのでフラッシュ付きで、リヤからはフラッシュなしで撮っています。

 イメージわかりますか?


パニアケース

 やはり、善さんのホームページと言えば、パニアの話題でしょう!

 今回は、軽量タイプだけどヘルメット1コは最低限収納、取り外し可能でハイマウントストップランプ付き・・・という要求仕様で、GIVIのE16 SMILEシリーズを選択しました。

 これのシルバー塗装タイプを購入し、同色で塗ってもらいました。この辺が善さん流こだわりです。パニアを付けるためにはグリップを外してリヤキャリアも購入する必要があります。

 いかがでしょうか?似合っているでしょう!

 また、これが便利なんです。うちから名古屋あたりに買い物に行く分には十分です。


サーモクロック

 さすがにこのクラスだと時計や外気温度計は付かないみたいなので、後付で設定してみました。
 まぁ、タイでは外気温度計は不要かな?時計はいるんじゃないの?

 購入したものはMOTO Fizz/サーモクロックです。

 自動的に過去の温度を16メモリー(1時間毎)する機能が付いていますが、それよりも時計と外気温を同時に表示されるところがありがたいです。
 また、簡単に取り外せるので盗難にも安心です。



 このWave125iについても
      AZTEC所沢店 営業 田原さん までお問合せ下さい。
 このひょーきんそうなおじさんです・・・おにーさんです→
 写真をCLICKしてみましょう!

 価格は’04モデルで¥268,000−とのこと。乗り出し価格やパニアセッティングはお問合せ下さい。親切に回答いただけるはずです。特に、タイモデルに関してはこだわりと情熱をお持ちですので、お問合せ大歓迎!?


 今後は、メンテナンス情報、性能、燃費計測などのデータをアップしていく予定です。

 お楽しみに!!

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