RC46フルパワー化への道 インシュレータ加工

1.インシュレータ加工

 インシュレータとはスロットルボデー(スロボデ)とインテークマニホールド(インマニ)をつなぐゴム製のパイプ状部品です。スロボデにはフューエルレールやプレッシャレギュレータを介してインジェクタが付いており、その上に付くエアファンネルを通ってくる空気とインジェクタから噴霧されるガソリンがミックスされた混合気が通過する部品です。ここに混合気の流量を制限するアルミプレートが付いており、それを外します。
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まず、タンクを外します。外す前にガソリンの量を減らしておきましょう。タンク自体は前後各2本のボルトで止められています。外した後、ホース類も全て外します。(ホースの組付状態を覚えておきましょう)

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真ん中の黒いものがエアクリーナボックスです。この下にスロボデがあります。
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エアクリーナボックスの上側カバーを外したところです。7本のスクリュで止められています。

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エアクリーナを外すところです。これは挟まれているだけですのですぐに取れます。汚れ具合を確認して、ひどいようならばこの機会に交換しましょう。
部番:17210-MBG-000
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エアクリーナボックス下側にはエアファンネル(丸い煙突状の部品)が付いています。それを覗くとスロットルのプレートが見えます。

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アクセルを回すとその開度に応じてプレートが動き、奥の方に今回取り除くインシュレータのアルミプレートが見えます。
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エアクリーナボックス下側を外すには4つのエアファンネルを取ればOKです。エアファンネルはそれぞれ2つのスクリュで止まっています。エアファンネルは取付向きがあるので覚えておきましょう。

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取り外すとき、イグニッションコイルとホース類も取り外します。ホース類は何がどこに付いていたか確実に覚えておきましょう。ホースに番号がついていますので、それを参考に。とうとうスロボデが見えてきました!
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スロボデはインシュレータについているバンドのみで止まっています。インシュレータの上下にバンドが付いていますので、まず上側のみを緩めます。その際、後側バンクは(9)の矢印部から、前側バンクは(10)の矢印部からそれぞれ30cm+ドライバーを入れて緩めます。間違えて下側バンドを緩めないように・・・
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スロボデは力を入れて上側に抜きあげます。スロボデはすぐに戻します。スロットルワイヤなどが付いていますので、そのままにしておきましょう。

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さあ、インシュレータが見えてきました。下側バンドを緩めてインシュレータ自体を取り出しましょう。
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取り出したインシュレータです。中のアルミプレートはインサート成形で埋め込まれている状態です。

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・・・ですので、プライヤーでむしり取りましょう!
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インシュレータを戻し、下側バンドを締め付けてからスロボデを戻します。

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ここでスロットルを開けてみましょう。アルミプレートがないとスッキリ!
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スロットルを開けたときの拡大写真です。DOHCなのでインマニが二つに分かれている様子が見えます。

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エアクリーナ下側とエアファンネルを戻します。
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 復元作業途中ですが、ここでエアダクト加工に入りますので、次項に行きましょう!